「夫が浮気をしているのではないか」と疑い始めると、浮気調査したくなりますよね。
とはいえ、「どこを調べるべきか」や「何に注目すればいいのか」は、経験がなければわかりません。
そこで、このページでは「自分で調査する11個の方法」と「メリットとデメリット」を紹介します。
目次
自分で調査をする11個の方法
まずは、自分でも調査できる11個の方法をお伝えします。
このとき、1つの調査結果で「浮気をしている」と決めつけてはいけません。間違った判断をする可能性が高いからです。
できる限り多くの状況証拠を集めて、「正しいジャッジをするように心がけることが大事」だと考えてください。
携帯電話やスマートフォンをチェックする
携帯やスマホのチェック箇所は、次の5点です。
- インターネットサイトの閲覧履歴
- メールやLINEなどの連絡用ツール
- SNS(Facebook、ミクシィ、Twitter等)
- 画像保存フォルダ
- 通話履歴
これらの詳しいチェック方法については、次の記事を参考にしていただけると幸いです。
ただし、携帯電話やスマホを勝手に覗き見る場合、Web上でログインIDとパスワードを求められるツールやアプリに注意しましょう。
オンライン上のセキュリティを不正に入手した暗証番号で解除することは、「不正アクセス禁止法」に抵触するからです。
平成十一年法律第百二十八号
不正アクセス行為の禁止等に関する法律
(目的)
第一条 この法律は、不正アクセス行為を禁止するとともに、これについての罰則及びその再発防止のための都道府県公安委員会による援助措置等を定めることにより、電気通信回線を通じて行われる電子計算機に係る犯罪の防止及びアクセス制御機能により実現される電気通信に関する秩序の維持を図り、もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
引用元:電子政府の総合窓口 e-Gov
つまり、Web上のセキュリティを勝手に解除することは犯罪ということです。
たとえば、次のアプリやサービスがWeb上でログインする必要があります。
- LINE(パスコードが設定されている場合)
- 「Gメール」や「ヤフーメール」などのオンラインeメールサービス
- SNS(Facebook、ミクシィ、TwitterなどSNS全般)
- 出会い系サイト(ワクワクメール、PCMAX、イクヨクルヨ、ハッピーメールなど)
「不正アクセス禁止法」の適用は、「夫婦間の問題」や「浮気を疑わせる行動をした旦那さんの責任」など、一切関係ありません。
もし旦那さんに訴えられた場合、間違いなく犯罪歴がつきます。
最悪は、あなたが旦那さんに訴えられて、裁判所から離婚と慰謝料の支払いを命じられる可能性があるということです。
旦那さんの携帯とはいえ、最悪の事態を避けるために、必ず法律を守りましょう。
「浮気調査アプリ」でチェックする方法と注意点
「浮気調査アプリ」と呼ばれているものは、主に次の3つです。
- ケルベロス(アンドロイドスマホ限定)
- Prey Anti Theft
- iCloud(iPhone限定)
これらを旦那さんのスマホにインストールすることで、次のことができます。
- 通話履歴の取得
- 現在位置の特定
- 遠隔写真撮影
- 音声録音
ただし、スマホの所有者(旦那さん)に黙ってインストールすると、「不正指令電磁的記録の供用罪」にあたります。これは、「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」という刑罰の対象です。
「各アプリの詳しい機能」と「犯罪になるなどの注意点」については、次の記事で詳しく紹介しています。アプリを使用したい方は、必ず読んでおきましょう。
パソコンのインターネット検索履歴をチェックする
インターネットの検索履歴に次のような内容が残っている場合、浮気をしている可能性があります。
- ラブホテル
- 行ったことがない場所の宿泊先
- 行ったことがない個室の居酒屋
- デートコース
- 女性が喜ぶプレゼント
ただし、これらの履歴があったとしても、あなたのために調べていたのかもしれません。そのため、「怪しい」と感じても、浮気していると決めつけないようにしましょう。
主に使われているインターネットブラウザと、検索履歴の見方は次の通りです。
- google chome(グーグルクローム) ⇒ 右上の「Google Chomeの設定」をクリックし、「履歴」を選択
- IE(インターネットエクスプローラー) ⇒ 右上の「☆マーク」をクリックし「履歴タブ」をチェック
- Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ) ⇒ 右上の「☆に三本線が重なっているマーク」の「ハブ」をクリック
- firefox(ファイヤーフォックス) ⇒ サイドバーの「表示」をクリックし「履歴」を選択
また、インターネットの履歴チェックが終わったら、自分の閲覧履歴を削除しましょう。
旦那さんに、浮気調査をしていることを知られないようにするためです。
もしバレてしまった場合、あなたが旦那さんから「人のプライベートを探る人間だ」というレッテルを貼られます。
こうなると、浮気がバレることを警戒して、証拠の削除や処分に気を使うようになるのです。証拠を消されないためにも、慎重に行動することをおススメします。
GPSで旦那さんの行動をチェックする
GPS発信機を旦那さんの使っている車やカバンに設置することで、「移動経路」や「どこに何時間滞在していたのか」がわかります。
たとえば、GPSの位置情報がラブホテルで3時間動かなかった場合、「不貞行為(既婚者が配偶者以外と肉体関係をもつこと)」があった可能性があると言えるのです。
ただし、GPSで浮気調査をする場合、以下の注意点があります。
- 夫婦の共有財産ではないもの(旦那さんのカバンや衣類)に設置したことがバレると、「プライバシー侵害」を主張されることがある
- GPSの移動履歴では、「不貞行為(既婚者が配偶者以外と肉体関係をもつこと)の証拠」にはならない
- ラブホテルなどの付近に長時間停止している場合のみ、「浮気の可能性がある」と言える
- GPSで不審な点がなかったとしても、「浮気をしていない」と言い切れない
これらについて、詳しくは次の記事を参考にしてください。
旦那さんの財布やカバンの中身をチェックする
旦那さんの財布の中身チェックは次のものを確認しましょう。
- レシート、領収書、ポイントカード
- 避妊具
- 名刺
たとえば、あなたが知らないラブホテルのレシートやポイントカード、避妊具が見つかった場合、「確実に浮気をしている」と考えて良いでしょう。
レストランのコース料理2人分のレシートなどでも、かなりアヤシイです。
また、女性の名前の名刺があった場合、あなたの携帯のカメラで画像として残しておきましょう。
一般的に、名刺は名刺入れに保管します。ただ、お気に入りの女性の名刺は他のものと混ざらないように保管している可能性があるのです。
ただし、取引先の女性で、ビジネス上の関係である可能性があります。そのため、女性の名刺があったからと言って浮気をしていると決めつけないようにしましょう。
クレジットカード(ETCカード)の利用明細をチェックする
ラブホテルやレストランの支払いを、クレジットカードで済ませている可能性があります。
ただし、ラブホテルの場合、利用明細の「利用先」に一目で「ラブホテルを利用した」とわかる名称は使われないことがほとんどです。
なぜなら、ラブホテル側が利用者に配慮した形になっているからです。
たとえば、下記のような企業名や個人名で請求されることがよくあります。
- ◯◯観光
- ◯◯興業
- ◯◯レストラン
- 鈴木正(個人名)
- ◯◯レジャーサービス
- ◯◯コンサルティング
すべてが上記に当てはまるわけではありません。そのため、気になる「利用先」の名称を、インターネットで調べてみることをおススメします。
たとえば、「○○興業は、渋谷にあるラブホテル」という情報がヒットすることがあるからです。
しかし、インターネットの情報は100%正しいとは限りません。そのため、浮気していたと考えられる情報が得られたとしても、むやみに旦那さんを問い詰めないようにしましょう。
言い訳をされ、逃げられる可能性があるからです。
また、最近ではWeb明細(オンライン上で明細を確認できるサービスで、明細表の郵送がなくなる)を採用しているクレジットカード会社が多いです。
Web明細を利用している場合、IDやパスワードを旦那さんが管理しているのであれば、「家計をチェックしたいから、IDとパスワードを教えて」と言って教えてもらいましょう。
もし、拒まれたとしたら「やましいことがある」と考えることができます。
あなたに明細を見せることができない、お金の使い方をしているからです。
また、ETCカードの利用履歴も同時にチェックしておきましょう。先に紹介した電車の使用履歴と同様に、「普段と違う行動を隠れてしていないか」を確認しておくことをオススメします。
車内をチェックする
車内の調査は、主に次の4点をチェックしましょう。
- レシート
- カーナビの履歴
- 抜け毛
- 女性の落し物
車内に、高速道路やレストラン、ラブホテルのレシートを置き忘れている可能性があります。カーナビの目的地設定の履歴は、どこに移動したのか把握することができるのです。
ただし、目的地を設定しただけで、実際にその場所には向かっていないということがあります。
レシートや領収書は、実際にそのサービスを利用した証拠です。
しかし、カーナビの履歴は、あくまで「設定した履歴」であることを忘れないようにしましょう。
また、旦那さんが浮気相手と車でデートしていた場合、髪の毛やイヤリングなどが落ちている可能性があります。
そのため、車内のすみずみまで調査することをオススメします。
明らかにあなた以外の女性のものが見つかったのであれば、スマホのカメラなどで証拠写真に収めておきましょう。
給与明細をチェックする
給与明細は次の3点をチェックしましょう。
- 時間外勤務時間(残業時間)
- 休日出勤日数
- 出張手当
仕事を理由に浮気相手と会っていた場合、「時間外勤務時間」や「休日出勤日数」はあなたが把握しているよりも少なくなります。
この理由を旦那さんに確認すると、「サービス残業だった」と言い訳をすることがほとんどです。
しかし、普段から残業代や休日出勤手当をしっかりと支給している会社の場合、これは間違いなくウソです。
無賃労働は「労働基準法違反」であるため、突然サービス残業を開始することは考えられません。サービス残業を行っている会社は、いわゆる「ブラック企業」です。そのため、無賃労働が定着しています。
つまり、「会社の都合で急にサービス残業が増えることは考えづらく、仕事を理由にして浮気をしている可能性が高い」ということです。
ただし、自営業や経営者の場合、手当が支給されないことが多いです。そのため、給与明細だけで「浮気をしているかどうか」の判断は難しくなります。
出張手当についても、同様です。泊りの出張があったにもかかわらず、手当が付いていない場合、浮気をしていた可能性が濃厚だと考えてよいでしょう。
旦那さんの行動記録を日記にする
旦那さんの行動記録をつけることで、「夫が浮気をしていそうか」を判断することができます。
日記をつけることで、次のことがわかるからです。
- レシートなど、他の証拠と合わせることで旦那さんがウソをついているかわかる
- 旦那の行動の傾向がわかる(何曜日に残業することが多いなど)
もし、レストランやホテルなどのレシートを見つけたとします。そのレシートに記載してある日時と日記の内容と照らし合わせると、「残業で遅くなる」と聞いていた日だとわかるはずです。
この場合、旦那さんの行動とつじつまが合わないことから、「仕事を理由に浮気をする時間を作っていた」という可能性があります。
また、行動の傾向がわかると「いつ浮気をする可能性が高いのか」が見えてくるのです。
たとえば、「毎週水曜日は、残業で遅くなることが多い」ということがわかった場合、「水曜日に浮気をしている」と予測することができます。
これの情報は、プロの探偵に浮気調査を依頼する場合、とても役に立ちます。
探偵の調査料金は、ほとんどが1時間ごとの計算だからです。
つまり、旦那さんが浮気相手と会う日をピンポイントで調査することができれば、効率的に安く「浮気の証拠」を手に入れることができるということです。
日記は、下の記入例のように箇条書きにするとわかりやすくなります。
○月△日:帰宅時間は23時。夕飯は外食で済ませたと言われた。
○月×日:仕事中に夫から「残業で遅くなる」と連絡がきた。その後、勤務先に連絡をしたが、「○○さんはもう帰宅されています」と言われた。夫の話を食い違っている。
□月○日:車の掃除をしていたら、前日はなかったはずの女性の髪の毛が落ちていた。
日記をつけるときは、必ず「事実だけ」を書きましょう。
「○○だから浮気をしているに違いない」や「絶対に怪しい」、「浮気は許さない」など、あなたの感情を全面的に出してしまうと、探偵や弁護士などの第三者から「情緒不安定な状態で、浮気をしていると決めつけている」と思われるおそれがあります。
その結果、信ぴょう性が低くなってしまうのです。
行動記録をつけることは、旦那さんの行動パターンを把握するために有効と言えます。手間と時間がかかりますが、旦那さんの浮気をあばく手段としてオススメします。
ごみ箱をチェックする
自宅のごみ箱に、旦那さんの浮気につながるものが捨てられている可能性があります。
たとえば、レストランやホテルのレシート、メモ書きなどです。
レストランやホテルのレシートは、先に説明した通り、あなたが知らない場所のものであれば、「確実に浮気をしていた」と考えましょう。
メモ書きの場合、女性の名前と電話番号が書いてあるものであれば、浮気の可能性があります。
ただし、「携帯電話番号だけ」など、それ以上突き詰めることができない場合、あまり気にしないことをオススメします。
疑いすぎることはあなたにとって、過度なストレスになってしまうからです。
尾行調査や張り込み調査を行なう
あなた自身で旦那さんの尾行調査を行ない、「不貞行為の証拠」をつかむ方法です。
旦那さんに見つからないように後をつけて、「浮気相手とラブホテルに出入りしている写真や動画を撮る」ということです。
しかし、素人が尾行や張り込みを行ってもほとんど成功しないことから、オススメできません。
この理由は、次項「2.自分で調査をするメリットとデメリット」で詳しく解説させていただきます。
自分で調査をするメリットとデメリット
あなた自身で浮気調査を行なう唯一のメリットは、「お金がかからない」ということです。
もし、GPS発信機を購入したとしても、3万円程度で済むことがほとんどです。
これに対して、デメリットは次の3つがあります。
- 気付かないうちに違法な調査を行っている可能性がある
- 旦那さんにバレやすく、取り返しがつかなくなる可能性がある
- 「不貞の証拠」をおさえることが難しい
これらはメリットに対して、非常に大きいです。
特に、違法行為を行ってしまった場合、旦那さんがあなたを訴える可能性があります。こうなると、逆にあなたが弱い立場になってしまいます。
また、犯罪行為で得た証拠は、裁判では証拠として認められないことがほとんどです。
メリットとデメリットについての詳細は、次の記事をよく読んで学んでください。
自分で浮気調査をするメリットよりも、デメリットの方が大きすぎるため、絶対にオススメはできません。
もし、旦那さんが浮気をしているかどうかを調べたい場合、プロに依頼しましょう。
実際に私が利用をし、すんなりと「不貞の証拠」を撮ることができたからです。その結果、すんなりと旦那さんを反省させることができました。
まとめ
自分で浮気調査を行った結果では、「絶対にあなたが有利になる」とは言えません。
法律上は証拠として認められないからです。そのため、旦那さんの言い訳で泥沼の口ゲンカが始まる可能性があります。
とはいえ、自分で浮気の証拠を集めることは無意味ではありません。
旦那さんが確実に浮気しているのであれば、「本格的に証拠を撮るかどうか」の判断ができるからです。つまり、「プロの探偵に調査を依頼するべきかを検討できる材料が揃う」ということです。
私の夫もそうだったんですが、「不貞の証拠」があればあっさりと浮気をしていたことを認めてくれたんです。無駄な口ケンカにならないで、簡単に反省させることができたんですね。
浮気問題は、早めの対処が肝心です。旦那さんの浮気がエスカレートする前に、証拠をつかんでしっかりと反省させましょう。
もしどの探偵を選べばいいかわからいなら、次の記事を参考にしてくださいね。