このページでは、「正しい問い詰め方の6STEP」を紹介します。
「普段と行動が不自然に違う。もしかして、夫は浮気をしている?」と感じると、問い詰めたくなりますよね。
こうなると、「早く本当のことを知りたい」と思って、感情的に旦那さんを問い詰めてしまいがちです。
たしかに、「旦那さんに裏切られているかどうか」は、夫婦生活を続けていくうえで重要なことです。カッとなってしまい、旦那さんを問いただそうとすることは仕方がないと言えます。
しかし、冷静さを失った状態で旦那さんを問い詰めても、ケンカに発展することがほとんどです。
浮気問題の解決どころか、夫婦関係が悪化して離婚になりかねません。
こうならないためにも、浮気をされたとしても、旦那さんの言い分も聞かずに一方的に責め立ててはいけないということです。
夫婦でしっかりと話し合って、納得がいく解決ができるように、ぜひ参考にしてください。
目次
基本的な「旦那さんの浮気を問い詰め方の6STEP」
浮気を問い詰めて問題を解決する場合、基本的に下図の6STEPで進むことになります。
以下から、それぞれのSTEPでやるべきことや、注意点を解説していきます。
冷静になる
怒りにまかせた感情的な行動は、良い結果になりません。
そのため、常に冷静に対処することは重要です。
あなたが怒りにまかせて旦那さんを一方的に責めてしまった場合、ケンカに発展する可能性が高いからです。
あなたはその場はすっきりしますが、旦那さんは不満を抱えることになります。
話すたびにお互いに嫌味を言い争って、何も進展しないということになりかねません。
こうなると、夫婦関係は悪化する一方です。
特に、女性特有の「過去の気に入らなかったことまで持ち出して、延々と責め続ける」ということをやってしまうと、泥沼にはまってしまいます。
これは、ほとんどの男性が嫌うことだからです。
さらに、旦那さんが真剣に話をしようとしても、聞き入れることができなくなってしまうことでしょう。
これでは、「問い詰める」というより「怒りをぶつけているだけ」と言えます。
たしかに、浮気されて悔しいですし、すぐには許せませんよね。
しかし、冷静にならなければ、解決に向かうことが難しくなります。
つらいですが、「あなたが冷静に対処する」ことで、結果が良いものになると考えましょう。
これは、STPE1のタイミングだけ冷静になるのではなく、STPE6で問題を解決させるまで、感情を抑えることをおススメします。
今後、「夫婦関係をどうしていきたいか」を考えておく
あなたが「夫婦関係をどうしたいのか」を考えておくと、STEP3以降で「どうするべきか」がはっきりとして、混乱しなくなります。
この準備すると、各STEPで次のようなメリットがあるからです。
- 「STEP3」で、どこまで調査をすればいいのか判断できる
- 「STEP4」で、落ち着いて旦那さんの話を聞くことができる
- 「STEP5」で旦那さんと話し合うとき、「何を聞けばいいのか」明確になる
- 「STEP6」で、客観的に考えることができ最善の選択ができるようになる
- 怒りで心が不安定になったとき、自分の理想とするゴールをイメージすることで冷静になり、不毛な言い争いがなくなる(全体を通して)
もし、あなた自身が「どうしたいのか」がまったく定まっていない場合、旦那さんを必要以上に責め立ててしまう可能性があります。
「目的地(どうしたいのか)」が決まっていなければ、「行き方(どうすればいいのか)」がわからないからです。
そのため、「旦那さんに裏切られた」という怒りに任せてしまうのです。
また、「どうしたいのか」とは、大きく分けると次の2パターンになります。
- 離婚をする
- 夫婦関係を修復する
さらに、上の2つに対して、「旦那さんや浮気相手に、慰謝料を請求するのかどうか」ということも考える必要があります。
「今後どうするか」の考えられるパターンを、下の表を参考にしてください。
パターン | 基本的な方針 | 慰謝料 |
1 | 離婚する | 夫と浮気相手に慰謝料請求する |
2 | 夫にだけに慰謝料請求する | |
3 | 慰謝料請求しない | |
4 | 夫婦関係を修復する | 夫と浮気相手に慰謝料請求する |
5 | 浮気相手だけに慰謝料請求する | |
6 | 慰謝料請求しない |
ただし、このタイミングでは、「基本的な方向性」と、「方向性を変えるときの条件」を決めておくべきです。
なぜなら、「旦那さんがどうしたいのか」を、まだ聞いていないからです。
たとえば、STEP2の時点では、「離婚したい」と考えていたとします。
しかし、旦那さんが「浮気を誠実に反省している様子を感じたら離婚はしない」というように、状況に応じて変えられる準備をしておくということです。
本当は、離婚したくないですよね。
浮気されたからと言って、何がなんでも「離婚をする」と決めつけなくてもよいはずです。
もしかしたら、あなたにも原因があるのかもしれません。
それにもかかわらず、「離婚する」の一点張りでは、旦那さんの言葉を聞き入れることができなくなってしまいます。
これでは、夫婦関係の修復をするチャンスを逃してしまうのです。
本当に離婚する場合、泥沼になってしまう可能性が高いと言えます。
つまり、このSTEP2のタイミングでは次の2点を考えておくということです。
- もし、旦那さんが本当に浮気をしていた場合、自分がどうしたいのか
- 話し合いで、夫がどのような態度を見せたら、考えを変えるか
このように、出来るだけいろいろなパターンを事前に考えておくことが重要です。
相手の話をしっかりと聞いて、柔軟に対応できるようになるからです。
このことが、「問題をスムーズに解決するためのコツ」と考えましょう。
浮気の証拠を集める
旦那さんを問い詰める前に、必ず証拠を集めましょう。
証拠がない状態で「浮気をしているでしょ!」と問い詰めても、「会社の後輩の相談に乗っていた」などとはぐらかされて、まともに相手をされないからです。
「あなたの勘違い」ということで、片付けられたくないですよね。
こうならないためには、次のSTEPに進む前に、必ず証拠を用意しておかなければいけません。
証拠は、下の2種類に分けられます。
- 直接証拠:第三者が見ても疑いようのない、不貞行為(既婚者が配偶者以外と肉体関係を持つこと)を証明するもの
- 状況証拠:不貞を行ったと考えられるもの(メールのやり取りや、ラブホテルのレシート、GPSの移動履歴など)
もっとも有効なものは、1番になります。
なぜなら、「民事上の責任を問うことができる(慰謝料の支払いを命じることができる)」からです。
つまり、「不貞行為の証拠がある場合、たとえ夫婦間の話し合いでは認めなかったとしても、調停や裁判では確実に負けることを旦那さんもわかっている」ということです。
「不貞行為の証拠」とは、たとえば旦那さんと浮気相手が一緒にラブホテルから出入りしている写真や映像です。
一方、「状況証拠」とは、「メールやラインで浮気相手と親密なやり取りをした内容をおさめたもの」や「ラブホテルのレシート」などです。
要するに、「不貞があったことは証明できないが、浮気相手と特に親しい関係だとわかるもの」になります。
ただ、「状況証拠」の場合、証拠としての能力は低いです。証拠がない状態と同じで、「勘違いだ」とはぐらかされる可能性が高いからです。
また、調停や裁判では、多くの状況証拠を集めて「間違いなく不貞を行った」と筋が通る説明ができなければ、認められません。
中には、状況証拠で素直に浮気を認める旦那さんもいます。
しかし、「絶対」とは言えません。
あなたが主導権を握るには、「直接証拠」を準備しておく必要があります。
ただ、「直接証拠」をつかむのは素人では難しいです。調査中にバレて、証拠をつかまれないように対策をされるからです。
そのため、「不貞の証拠」を手に入れる場合、プロの探偵に調査を依頼することをおススメします。
「証拠の種類と集める方法」について詳しくは、次の記事を参考にしてください。証拠は確実に手に入れなければ意味がないため、ここで学んでおきましょう。
探偵事務所に浮気調査を依頼する場合、まずは無料相談から始めることをオススメします。
当サイトで私の目で確認した信頼できる探偵をピックアップしたので、次のページを参考にしていただけると幸いです。
証拠を提示して問い詰める
STEP3で証拠を集めたら、旦那さんに本当のことを聞きましょう。
具体的には、下の2つです。
- 浮気や不貞を本当に行ったのか
- 浮気や不貞を行った理由
また、スムーズに浮気を認めさせるコツは、次の2点です。
- 旦那さんが真剣な話ができる状況で話を始めること
- 先に証拠を見せること
この項では、上記の「コツ」について解説していきます。
旦那さんが真剣な話ができる状況で話を始めること
旦那さんが仕事で疲れ切っている状態では、真剣な話を持ちかけるのは嫌がられます。
「疲れて、休みたい」と思っているからです。
このタイミングで話し合おうとしても、旦那さんは不機嫌になってストレスを感じてしまいます。
旦那さんの返事もいい加減になることで、あなたもストレスを感じるはずです。
こうなると、お互いにイライラして、ケンカに発展してしまいます。その結果、不毛な言い争いになってしまう可能性が高いのです。
そのため、仕事から早めに帰ってきてリラックスしているタイミングや、休日を狙って話をすることをおススメします。
しかし、「なぜ私が、浮気をしている相手に気を使わなければいけないの?」と思いますよね。
なぜなら、真面目な話をするとき(特にネガティブな話の場合)は、相手が話を聞き入れやすい状況になっていることで、会話がうまくいき、結果も良いものになるからです。
つまり、旦那さんとしっかりと向き合って、後悔しない答を出したいのであれば、あなたが話し出すタイミングを計る必要があります。
あなたが、浮気問題について話しはじめなければ、旦那さんは隠し通そうして、浮気の話題は出さないからです。
「相手の気持ちを思いやることで、旦那さんも誠実な対応をしてくれる」と考えましょう。
先に証拠を見せること
証拠は先に出してしまった方が、話がスムーズに進みます。
証拠を準備しているにもかかわらず、最初は証拠を出さずに「私に謝ることはない?」や「浮気している?」といった、心理的な駆け引きをすることはおススメできません。
理由は次の2つです。
- 結局は、証拠を見せて「浮気しているよね」と問いただすのであれば、旦那さんに余計な言い訳を考えさせることが、相手のストレスになる
- 旦那さんのヘタな言い訳を聞くことが、あなたにとってストレスになる
つまり、「お互いストレスの原因になる可能性が高い」ということです。
不倫問題に限らず、ネガティブな内容の話は、ストレートに話した方がお互いの思いが伝わりやすいです。
また、そもそもの目的は、旦那さんを心理的に追い詰めることではないですよね。
「浮気を認めさせること」と、「旦那さんの意思を正確に理解すること」のはずです。
それには、2人が心から向き合って話せる環境を用意することが重要です。
「STEP4-1.旦那さんが、真剣な話ができる状況で話を始めること」と同様に、いかに2人がストレスを感じずに話し合えるかが、後悔しない選択をするために必要なのです。
今後どうしていきたいのか話し合う
本心を話してもらうには、旦那さんに先に話してもらいましょう。
相手はあなたの思いを聞いてから、話すことを変える可能性があるからです。
たとえば、あなたが先に「離婚を考えている」と伝えたとします。
もし、旦那さんが「離婚したくない」と考えていた場合、焦るはずです。
すると、なんとかあなたを説得しようと、思いついた言い訳を並べ立てるでしょう。
つまり、本心を聞くことができなくなる可能性があるのです。
また、あなたもSTEP2で決めたように、旦那さんの本心を聞いて考えを変えることがあるはずです。
そのためにも、先に相手の話を聞いてから、あなたがどうしたいのか伝えましょう。
また、お互いの考えがまとまらなかった場合、後日に再度話し合うことをおススメします。焦って出した答えは、良い方向に向かうことがないからです。
日をおいたほうが、より冷静に考えることができます。そのため、お互いに考えが変わってより良い選択ができる可能性が高くなるのです。
問題が解決するまで、気まずかったり、どう接していいのかわからなくなったりします。
つらい思いをすることになるかもしれませんが、「良い方向に向かっている」と信じて頑張りましょう。
解決策を話し合う
STEP5で、「旦那さんと夫婦関係をどうするのか」を取り決めたら、次は具体的なお金などの生活にかかわる部分を取り決めましょう。
「夫婦関係をどうするか」は、次の2種類があります。
- 離婚をする場合
- 関係を修復する場合
それぞれについて解説していきます。
離婚する場合
離婚する場合、次にあげることについて話し合わなければいけません。
- 慰謝料
- 財産の分配
- 親権(子供がいる場合)
旦那さんが本当に浮気をしていて、肉体関係を持っていた(不貞を行っていた)のであれば慰謝料をもらうことは当然の権利です。
それにもかかわらず、旦那さんが拒否した場合、裁判を起こすことを考えておきましょう。
浮気の証拠があれば間違いなく、慰謝料の請求は認められます。
また、旦那さんの浮気相手に対しても慰謝料を請求しましょう。こちらについては、浮気相手の住所と氏名がわかっていることが条件になります。
とはいえ、慰謝料を請求する場合、私たち初心者では何をしたらよいかわからないですよね。実際に、私もぜんぜんわからなかったのですが、まずは「原一探偵事務所」の相談員さんに相談して、理解することができました。
ただ、より詳しくは法律のプロである弁護士に、相談したほうがよいでしょう。
一人で悩んでいても完結しないため、慰謝料や座資産の分配、親権を話し合う場合は、依頼した探偵や弁護士に相談してみることをおススメします。
弁護士事務所は相談料が30分で5000円ほどかかりますが、「原一探偵事務所」の場合、相談は無料なので、話だけでも聞いてもらうだけで楽になるはずです。
慰謝料請求については次の記事を参考にしてください。
財産の分配については、基本的に夫婦で折半です。
親権については、よほど常識はずれで子供の成長に悪影響を与えると判断されない限りは、母親に認められることになります。
関係を修復する場合
夫婦関係を再構築するには、次の3つが必要です。
- 浮気相手と別れさせる
- 浮気した原因の解決方法を考える
- 今後、2度と浮気をしないことを文書で残す
一つずつ、見ていきましょう。
浮気相手と別れさせる
浮気相手とは、キッパリと別れさせましょう。
もし、旦那さんが「絶対に浮気相手とは別れる」と言ったとしても、口約束では済ませてはいけません。
あなたの目の前で、相手の連絡先を消させたり、電話やメールでしっかりと別れを告げさせたりすると効果的です。
また、浮気相手には慰謝料請求をして、2度と浮気をさせないようにこらしめておくことをおススメします。
浮気した原因の解決方法を考える
次に旦那さんが浮気した原因を解決する方法を、2人で考えるべきです。
原因をつぶさなければ、「夫婦関係を修復しよう」と努力しても、旦那さんは浮気を繰り返すからです。
また、これを行うことで、お互いに真剣に考えているということが伝わり、信頼関係を築くことができます。
今後、2度と浮気をしないことを文書で残す
浮気を繰り返さないために、必ず「公正証書」などの文書を作っておくと効果的です。
「公正証書」とは、法務大臣に任命された「公証人」と呼ばれる資格を持った方が作成する公文書です。
つまり、「公正証書」の内容は「法的に認められる」ことになります。
「公正証書」には、少なくとも次のことについて書きましょう。
- 夫は、不貞行為を行ったことを認める
- 再度、浮気や不貞を行った場合、慰謝料を支払って離婚する
2度も旦那さんに浮気されたら、絶対に許せませんよね。
「関係を修復しよう」とも、思わないはずです。
公正証書を作ることで、旦那さんの「浮気をしたい」という気持ちをセーブさせましょう。
また、次の記事で「夫婦関係を修復させる方法」と「浮気した旦那を許す方法」について詳しく紹介しています。
しっかりと反省させて、信頼関係を取り戻すために、ぜひ参考にしてください。
まとめ
浮気問題を、スムーズに解決するコツは次の3点です。
- 冷静になる(感情的にならない)
- 責めすぎない
- 証拠を準備する
つまり、上で説明した通り「お互いにストレスを感じないように、あなたが有利な立場に持っていく」ということです。
「証拠の準備」は、探偵にお願いするのが確実ですね。
実は私も探偵を利用して、旦那の浮気の証拠をつかまえたんです。
親身になって相談を受けてくれましたし、夫が浮気するタイミングを的確に予測してくれて「不貞の証拠」をつかむことができました。
もし、「夫が浮気をしているけど、証拠がない」という方は、ぜひ無料相談をしてみると良いでしょう。
夫婦カウンセラーの資格を持った相談員さんが、浮気調査だけではなく、「旦那さんとどうやって話せばいいのか」「関係を修復したいけど、どうやって夫を信じればいいのか」など、困りごとには何でも相談に乗ってくれますからね。
⇒ 私が相談して良かったと思った探偵はこちらです