この記事では、夫婦関係を修復するための「10ステップ」と「6つの禁止事項」を、私の経験からお話します。
「突然の夫の浮気発覚に呆然として、頭が真っ白になりどうしたらいいのかわからない!」
旦那の浮気に気づくと、こうなってしまいますよね。
きっと、しばらくすると頭の中では色々な感情が湧いてくるでしょう。あなたを裏切った夫に対する怒りや呆れ、浮気相手に対する怒り、自分自身への怒りなど、入り交じって混乱してしまいます。
しかし、あなたは必ず夫と夫婦をやり直したいと考えるはずです。
ぜひ、あなたの幸せのために参考にしてみてください。
目次
夫婦関係の修復までの10ステップ
はじめに、夫婦関係を修復するための10ステップを紹介していきます。
このとき、あなたが我慢しなければいけないことはたくさんあり、非常に困難な道程になります。あなたが感情的になった瞬間に、話し合いはおろか、ケンカになるだけだからです。
ときには、自分自身の感情に振り回されたり、他人の意見に惑わされたりすることもあります。
ただし、「雨降って地固まる」という言葉があるように、困難を経て夫婦関係が修復できれば必ず、以前よりも愛情で結ばれた関係になります。
本気で「関係を修復したい」と考えるのであれば、ここで紹介する10ステップがあなたの役に立つはずです。
冷静になる
まずは何か行動を起こす前に、必ず冷静になる必要があります。浮気された怒りに我を忘れ冷静さを欠いた行動は、絶対にプラスになることはないからです。
また、夫に危害を加えたり夫の落ち度を言いふらしたりすると、逆に「傷つけられた」と主張されてる可能性もあります。結果として、付け入る隙を与えることになり、マイナスの結果になってしまうのです。
とはいっても、浮気をされて冷静でいられる方は少ないです。パートナーに浮気をされたことが発覚したら、頭が真っ白になり、食事も喉を通らなくなるほどのショックを受けます。
「これからの生活が一体どうなってしまうのか」と毎日のように悩んでしまい、普段の生活もままならなくなってしまうでしょう。
私の知り合いでは、ショックのあまり過呼吸になって倒れこんでしまった人もいました。
このようになってしまうと、浮気されたあなたばかりが辛い思いをしてしまうことになります。体調を崩してまで毎日のように悩み、苦しみ、それでも解決まで進むことができないという悪循環になってしまう可能性もあります。
それでは一体どうすればよいのでしょうか。次に冷静さを取り戻す方法を見ていきましょう。
思い切って大泣きする
まずは、辛い思いを我慢せずに泣きたいだけ泣きましょう。「信じていた人に裏切られる」ことは、とても辛いことです。。
我慢せずに感情を解放すると、それだけで思ったよりもスッキリするものです。
人は、傷ついたときや辛いことを我慢しているとき、ストレス物質の「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」が分泌されます。このとき、感情に任せて涙を流すことでストレス物質である「プロラクチン」や「コルチゾール」が涙と一緒に流れ出るため、理にかなった方法でもあるのです。
深呼吸をする
思う存分泣いて少し落ち着いたら、次は深呼吸をしましょう。
浮気が発覚して動揺していると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなるからです。これにより、脳へ供給される酸素が少なくなるため、自律神経が乱れてしまいます。
すると、交感神経が優位に働きだしてしまうのです。その結果、ますます興奮状態が強くなり、冷静さを失ってしまいます。
そこで、深呼吸をして酸素を脳へ十分に送ってあげることで、副交感神経が優位に働き、イライラなどのストレスを和らげることにつながります。
深呼吸のコツは「落ち着いて、雑念を吐き出すイメージ」を持つことと、息を吸う時間の3倍の時間をかけて息を吐くことです。
こうすることで、「今自分は落ち着いているのだ」という感じることに集中でき、副交感神経を効率的に刺激できます。
パートナーと距離を取る
泣いて深呼吸して落ち着いたとしても、すぐに落ち着ける人は少ないです。あなたの旦那さんと顔を合わせたときや、ふとしたときに浮気されたことを思い出してしまい、また辛い思いがよみがえってくるということがどうしてもあるからです。
そんなときは思い切って、しばらく距離を置くことをおすすめします。実家に戻っても、ホテルに泊まっていいのです。とにかく、数日間でもいいので夫と顔を合わせないことが重要です。
毎日のようにイライラを繰り返していたら、何よりも大事なあなた自身の心が病気になってしまいます。
そうなってしまうと、これからのあなたの平穏な生活を取り戻すことが出来なくなってしまいます。それだけは、避けなければいけません。
そのためにも、距離を置くことで落ち着いて客観視できるようになり、ストレスからも解放されます。
本当に夫婦関係を修復させるか考え直す
普段の冷静さを取り戻せたら、これからどうすべきかを落ち着いて考えましょう。
浮気が発覚した直後は、あまりの衝撃に今後どうしていけばいいのか、離婚するのかしないのか、ということもしっかりと考えられないはずです。
愛し合って結婚した仲なのに、すぐに離婚すると決められることもできないでしょう。やはり、誰もが最初は「夫婦関係の修復」を考えるものです。
離婚をしたくない理由は、「浮気されたとしてもまだ夫を愛しているから」や、「子供がいるから子供につらい思いをさせたくない」などあるかと思います。
しかし、一度信頼を失った関係を元に戻すことは本当に苦労します。「なんで私が我慢しないといけないの!?」と思うことや「あんたは浮気したくせに!」と思うことは1度や2度だけではありません。
頭では「冷静でいなければいけない」とわかっていても、感情的になって怒りが込み上げてくることもあります。
実際に、1年や2年の期間で元通りというわけにはいかず、10年かかる夫婦もいます。
あなたが「夫婦関係を修復する」と決意したなら、その気持ちがブレないように芯をしっかりと持ちましょう。何よりも、「夫を信頼している」「夫を愛している」という気持ちを持ち続けることが大切です。
一度壊れた関係を修復するためには、生半可な気持ちではできないことを覚悟しなければいけません。それでも夫婦関係を修復したいと思うのであれば、次のステップに進みましょう。
浮気の証拠を準備する
旦那さんと話し合いをするにしても、浮気の証拠を手に入れなければ、相手にされない可能性があります。
また、あなたの勘違いということもあるかもしれません。
浮気の証拠とは、旦那さんが浮気相手とホテルに出入りしている場面の写真のような、言い逃れができない決定的なものです。
これは、法律上も有効な不貞行為(既婚者がパートナー以外と性的関係を持つこと)の証拠です。
つまり、これを突きつけることで旦那さんは逃げられない状況になるのです。
しかし、これを手に入れるのは素人では難しいです。
なぜなら、旦那さんを見失わずに尾行して、ホテル前で張り込みを行ない、一瞬のチャンスを狙って正面からの顔がわかる写真や動画を撮らないといけないからです。
実は私も、自分で尾行調査にチャレンジしたのですが、「写真が取れずに、バレたらどうしよう」と考えてドキドキしてしまったり、見失ってしまったので諦めました・・・。
そこで、もっとも確実な方法は「プロの探偵に依頼する」ことです。
私は、どうしても旦那に反省して、しっかりと夫婦関係をやり直したかったので、思い切って探偵に依頼したところ、すんなりと証拠を撮ってくれました。
その浮気の証拠を目の当たりにしたときは、落胆と旦那に対するイライラがMAX状態になってしまいましたが、おかげで次のステップに進んだときに、すんなりと話が進みました。
今では、夫は反省してくれ、幸せな家庭を築けたので、探偵に調査を依頼して正解でした。
そのため、相談だけなら完全に無料なので、利用を考えることをオススメします。
しっかりと謝罪させて話し合いにつなげる
あなたのしっかりと気持ちを伝えて、心のこもった謝罪してもらいましょう。
あなたがどれだけ夫のことを愛していたか、夫のことも想って生活してきたか、浮気をされてどれだけ苦しかったかを理解もらうのです。
お互いに愛を確かめ合って結婚した仲なのですから、熱意を持って話せば必ず伝わります。
夫の浮気で「あなたがどれだけ傷ついたのか」を冷静に伝えることで、よほど常識のない人でない限り、「なんて馬鹿なことをしたのだろう」と気付き、深く反省します。
そして、謝罪をしてもらったうえで「関係を修復するためにしっかりと話し合いをしたい」と伝えて、話し合いにつなげましょう。
もちろん、文句ばかり言ったり、一方的に気持ちを吐き出したりしてはいけません。そんなことをしてしまったら、反発されるか無視をされて話し合いどころではなくなってしまうからです。
そのため、絶対に感情的になって興奮しないことです。ヒステリーを起こしてしまったら、夫の気持ちはまた浮気相手のほうへ逃げて行ってしまう可能性が高くなります。
男性は、女性のヒステリーや、興奮したときに多くなる話の脱線を非常に嫌います。なぜなら、まともな話し合いができずに、終始責められて時間が過ぎると感じるからです。
たしかに、浮気したほうが悪いのだから責められて当たり前と思うでしょう。
しかし、「夫を責める」ことが目的ではなく「夫婦関係の修復」が目的であることを忘れてはいけません。
そのため、あなたが冷静であることをアピールして、夫が話し合いに応じやすくすることが必要なのです。
根本的な解決を目指す話し合いをする
根本的な解決を目指すには、「なぜ夫が浮気をしたのか?」この原因をはっきりさせなければいけません。夫が心から反省していて、しっかりと話し合いができると感じていれば、この質問にも答えてくれるでしょう。
もちろん、本当は聞きたくないと思います。しかし、浮気の原因をはっきりさせて改善しなければ、夫婦関係の修復はあり得ません。ここをいい加減に済ませてしまうと、同じことの繰り返しになってしまうということはお分かりいただけると思います。
おそらく、色々な理由があると思います。出来心や仕事のストレス、そして「あなたに対する不満」もあるでしょう。
本当に良い夫婦関係であれば、あなたに対する不満もなく、そもそも浮気もしないはずです。夫が浮気や不倫を行ってしまった原因は、少なからずあなたにもあることを受け入れなければいけないのです。
もちろん、本当に辛いと思います。「どうして浮気された私がこんなことを言われないといけないの?」と思うでしょう。
しかし、先ほども伝えた通り、浮気の原因をはっきりさせて、改善しなければ関係の修復は見込めません。ここはグッとこらえて、お互いに悪かったところは直すと約束をしましょう。
このとき、話し合いがうまくいかず衝突してしまうこともあるでしょう。こうなったときは、すっぱりとその場は諦めて、また冷静になれた次の機会に話し合いを行うと良いです。無理に話を進めても、話が悪い方へ流れていくだけだからです。
あくまでも、根本的な解決を目指す話し合いであることを忘れないようにしましょう。
夫の浮気・不倫関係を断ち切らせる
夫婦関係を修復するためには、夫の浮気・不倫相手との関係を必ず終わらせる必要があります。
夫があなたの前でどんなに反省した態度を取っていたとしても、浮気相手と連絡を取れる状況であったら、またコソコソと密会を始めるかもしれません。
もっとも良い方法は、夫の浮気相手にあなたが直接連絡をすることです。まずは、浮気相手の連絡先を夫から聞き出しましょう。住所がわかれば直接顔を合わせて話すことがベストです。
しかし、住所がわからなかったり、どうしても浮気相手と会うことが苦痛であったりする場合は、無理せずに電話でも良いのです。
このときに必ず言うべきことを決めておきましょう。具体的には、以下の4つのポイントが重要になります。
- 夫は別れる意思がある
- 浮気相手の個人情報を握っている
- 浮気を繰り返すのであれば勤め先や身内に浮気の事実を伝える
- 法的手段を取ることを伝える
浮気相手と話すときは、ついつい興奮して余計なことを言ってしまいがちです。万が一にも相手に弱みを握られないように、絶対に事前に言うべきことを整理おくことが大切です。
夫の浮気相手に直接伝え終わったら、同様の内容の文章をメールやLineなどでメッセージとして送っておきましょう。こうすることで、もしまた浮気をしたとしても、あなた自身がより強い態度で臨むことができます。
最後に、夫の携帯電話から浮気相手の連絡先を消去、またはブロックをして、連絡手段をなくしてしまいましょう。
とにかく浮気相手には強い姿勢でいることと、慰謝料請求などの法的手段をちらつかせることが重要です。プレッシャーを与えておかなければ、また陰で浮気をし始める可能性が高くなってしまいます。
夫婦間の秘密を減らす
浮気の後にすぐに元通りの生活習慣に戻ったら、「また浮気をされるのではないか」と不安になってしまいますよね。そこでしばらくの間は、お互いの行動予定がわかるようなルールを作っておきましょう。
夫婦間の情報の透明度を上げ、お互いの状況を把握することであなたが安心することができるのです。
たとえば、いつどこへ誰と出かけるのかのやり取りをしたスマートフォンを見せ合うなどです。また、「どこでいくらお金を使ったか」のレシートを見せ合うなどができる環境を作っていきましょう。
夫が本当に反省しているなら喜んで協力してくれるはずですので、難しくはないでしょう。しかし、不安だからと言っていつまでも続けていては、夫は常に監視されているような状況にストレスを感じて嫌気がさしてくる可能性があります。これでは逆効果であり、マイナスになってしまいます。
そのため、1、2ヶ月ほど続けたところで夫の反省している様子を認めてあげて、少しずつ元に戻していきましょう。何よりも大切なことは、お互いに気持ちを配慮し合うことであるため、そのことを忘れないように心がけて下さい。
自分自身も反省する
夫と話し合ったときに、あなたの悪かったところもわかり、お互いに改善する約束をしましたね。
ただ、油断していると全然直らずに、また夫を嫌な気持ちにさせてしまっているかもしれません。そうならないように、1日に10分で良いので、自分の悪かったところを見つめなおす時間を作りましょう。
夫婦関係でお互いの直して欲しいところというのは、普段の何気ない習慣や、考え方の違いによるものがほとんどです。
つまり、今までの生活で染み付いた癖なのです。
癖というものはどれだけ注意していても、ふと気を抜いた瞬間に出てしまう者です。そのため、「わかりました。改善します」と言ってもすぐに直ることではないことはお分かりですよね。
その癖を改善して、夫が気分良く過ごせるようにして夫婦間を修復させるために、自分自身も反省して見つめ直すことが大切なのです。
毎日会話をするためのルールを作る
浮気が発覚した後、ではどうしてもギクシャクして、うまく会話をすることも難しくなってしまいます。
そんなときは、その日あったことなんでもいいので、話をするというルールを作ると効果的です。ただ、毎日あいさつをするルールを作る方も見られますが、これはおすすめできません。あいさつは「おはよう」「ただいま」などの一語で完結してしまうため、会話につなげづらいというデメリットがあるからです。
たしかにあいさつも大事なのですが、夫婦関係の関係性をより作りやすいのは「会話」であることは間違いありません。
たとえば、「今日コンビニでプリンを買って食べたんだ」という内容でも良いのです。お互いに関係を修復しようという気持ちがあれば、「何の種類のプリンを食べたの?」など簡単な質問を投げかけることもできるため、意外と会話が続くのです。
これを毎日続ければ、ギクシャクとした気まずい雰囲気もなくなってきて話しやすくなります。
「なんで私のプリンを買ってきてくれなかったの?」と冗談交じりで言えるようになれば、もうルールなどなくても、普段通りの会話ができるようになっているはずです。
2人で出かける時間を増やす
会話が普段通りできるようになったら、次のステップとして夫婦で旅行や、思い出の場所でデートをしてみましょう。
いつもとは違う場所に2人で行くことで、共通の思い出が増えて夫婦の距離もグッと近づきますね。
このとき、お互いに関係を修復したいと思っているなら、パーソナルスペース(他人に近づかれると不快に感じる自分を中心とした空間)に積極的に入っていきましょう。具体的には、手をつないで歩くだけでも効果的です。愛し合う2人なら、身体の距離を近づけることで安心感を得ることが出来るのです。
また、心理学的にも共通の思い出や何かを一緒にしたことがある人には、信頼や好意を寄せやすくなることがわかっています。この心理効果を上手に使って、2人の距離を縮めていきましょう。
なお、仕事が忙しくてまとまった時間が取れないなど、ゆっくりとできる遠出が難しいようでしたら、夫婦2人でのスポーツや習い事をおすすめします。夫婦で同じことをすれば、共通の話題が増えて会話の幅が広がるからです。また、新しいことを始めて日々の生活に刺激を与えることでプラスの感情を持つ時間が多くなります。
上向きな気持ちを持って夫と接すると、自然と笑顔がこぼれ出て関係修復が進むのです。
セックスに積極的になる
セックスをすることで、お互いの愛情を一番実感することができます。実際に、性生活が充実している夫婦は夫婦関係が円満になりやすいという調査結果があるほど、セックスは夫婦関係にとって重要なのです。
辛い思いを耐えてここまでのステップまで進むことが出来たら、お互いの愛情を直に感じ合うために、積極的にセックスに誘うべきです。セックスも大事なコミュニケーションですし、身体を重ねることで今まで以上に愛情が深くなります。
女性から誘うなんて恥ずかしいと思うでしょうが、そんなことはありません。
男性は女性から誘われるとすごく嬉しいものですし、あなたのことが可愛く感じて大切にしたいという気持ちが大きくなります。なので、恥ずかしがらないで積極的に身体を重ねていきましょう。
ただし、誘い方は「子供が欲しい」や「安心させて」など、夫に義務感を与えるような誘い方は絶対にNGです。そのような誘い方では、夫はあなたに愛情を感じてセックスをすることが出来なくなってしまうばかりか、ストレスを感じて嫌々ながらすることになってしまいます。
これでは、せっかくの愛情を深めるチャンスなのに、また溝が広がってしまいます。セックスも、相手を気遣うところから始めなければなりません。また、相手が疲れているときも強引にセックスに持ち込まないように気を付けましょう。
ベストな誘い方は、甘えながらのボディータッチや、恥じらいを見せながら誘って、男性を自然とその気にさせることなのです。
セックスは、夫婦に限らず男女関係にとってとても重要です。ほとんどの方が愛情を感じるために性生活を充実させたいと思っています。
ただ、一歩間違えたら、相手にとってストレスでしかなくなってしまいます。このようなリスクを防ぐためにも、必ず相手の気持ちを尊重して、負担をかけないように配慮しましょう。
ここまで進めれば、浮気の事実があったとしても2人の愛情は本物だということを実感できるようになります。そして、夫婦の関係も修復されているでしょう。
これまでのステップを繰り返し実践していけば、完璧に溝は埋まって、以前よりも愛情で結ばれた2人になっていきます。そのため、最後まで諦めずに頑張りましょう。
夫婦関係修復のための禁止事項6つ
夫婦関係を修復させる過程で、必ず「なんで私がこんなに譲歩しないといけないの」と怒りを感じることが出てきます。
その他にも、「悪いのは夫なのに、なんで私がニコニコしていないといけないんだろう」と惨めな気持ちになり、感情的になってしまうことがあります。
ただ、「夫婦関係を修復させる」と決意したあなたにとって、感情的に行動してもプラスになることは何もありません。せっかく少しずつ関係が修復されているのに、再び溝が開いてそれまでの努力が水の泡になってしまいます。
そうならないためにも、これからは夫婦関係を修復させるための禁止事項をご紹介していきます。
自分を責め続けてはいけない
夫が浮気したのに「私の魅力が足りなかったからだ」、「浮気相手とどう違うのだろう」と自分自身を責めることはやめましょう。
自分で自分を責め続けると自信を失い、あなた自身が負の感情の悪循環に陥って立ち直ることができなくなるばかりか、心労で倒れてしまうことだってあるからです。
自分を責めてしまう原因は、あなた自身の「思い込み」にあります。「夫に文句を言ったらますます嫌われて浮気相手のところへ行ってしまう」と思っているのでしょう。
しかし、何も言わなかったら、夫は謝りたいのにあなたに対して「自分に関心を持ってくれていない」と思われてしまいます。
このままでは夫の謝る機会や、お互いに歩み寄ってやり直していくチャンスを失うばかりです。
愛を誓いあって結婚した相手と対立するのは本当に辛く、悲しいことです。ただ、あなたが我慢し続けても、夫があなたの我慢に気付くことや、あなたに感謝することはありません。
あなたが自分自身を責め続ける限りは、夫は「何も言わないから不満がないのだ」と考えるため、自己犠牲はあなた自身を苦しめるだけなのです。
両親、友人に言いふらす
あなたが夫婦関係を修復しよう決意したなら、両親や友人へ言いふらす行為はやってはいけません。夫のやり直す気持ちに、障害を与えることになってしまうからです。
もし、夫が浮気したことをあなたが言いふらしたとしたら、修復後も夫は「浮気した男」というまるで犯罪者を見るような目で見られることになります。
もちろん、あなたにしばらくの間はそういった目で見られてもしかたありません。
しかし、浮気は2人の問題のはずなのに、関係のないあなたの両親や友人に言いふらした瞬間に、ずっと犯罪者見るような目で見られることになります。
たとえば、 「〇〇さんの旦那さん、今は仲良くやっているけど、浮気グセがあるらしいのよ」など、噂は一人歩きをしていきます。これでは、夫のストレスがたまる一方であり、あなたとの関係修復にも支障が出てしまいます。
男性には、女性と違って強い社会的な承認欲求(他人に認められたいという気持ち)があるので尚更なのです。
それに、あなたは犯罪者のような扱いを受ける夫と一緒にいることになるのです。あなたの名誉のためにも、ストレス発散だと言って夫が浮気したことを言いふらすのは褒められたことではありません。
旦那さんの話を否定する
夫婦関係を修復するなら、冷静に話し合うことが絶対に必要です。もちろん、浮気した夫にも主張があって、それを聞き入れなければ話し合いは成立しません。
浮気をされると感情的になって、夫の主張をすべて頭ごなしに否定してしまうことがあります。気持ちはよくわかります。
しかしながら、頭ごなしに否定してしまうと、夫は気持ちをなくして話し合いに応じなくなるか、不毛な言い争いが始まるかのどちらかになるのです。
このような事態に陥らないためにも、相手の主張を一度受け入れることが一番良いでしょう。そして、なぜ浮気をしたのか、どうしてそんなことを言うのか、お互いが納得できるまで冷静に話し合うのです。
決して声を荒げてはいけません。
感情的になって毎日のように何度も責める
浮気をされたあなたは、夫を責めたくなることが何度もあるでしょう。一番悪いのは浮気をした夫なのですから、あなたにそういった思いが込み上げてくることは自然なことですし、その気持ちは良くわかります。
しかし、今のあなたが最優先にすべきは「関係を修復する」ことであるのを忘れてはいけません。そして、あなた自身にも原因があるかもしれないと思って冷静になってください。
もし、あなたが夫の立場であったらどう感じるでしょうか。
心から反省して何度も頭を下げて自分なりに努力をしているのに、毎日のように怒鳴られて罵倒され続けたらどう思いますか?
しばらくは、「しかたない」と思うことができるのですが、そのうち心がくじけて逃げ出したくなりますよね。
「私が浮気した立場だったら、10年かけてでも謝罪する! だから夫もそうするべきなんだ」と考えているのであればすぐにその考えは捨ててください。
それは、自分の考え方の押し付けですし、関係が破綻する原因となります。
中には、それでも謝り続けてくれる夫は、いるかもしれません。
しかし、そうやって出来上がった関係は本当の愛のある夫婦ではなく、上から押さえつけられた主従関係にほかなりません。これではあなたの目指していたものと全く違います。
だからこそ、間違った方向に進まないように、「関係を修復する」ことを忘れてはいけないのです。
それでも、つい感情的になって夫を責めてしまったら、自分で気づいたときすぐに責めるのをやめて謝りましょう。そうすることで夫も「しかたないよ。僕が悪かったから」と言って、お互いに冷静になることができます。
コミュニケーションを取らない
夫が浮気をしたことが原因で、2人の関係がぎくしゃくとしてしまうのはよくあることです。こうなると、夫婦の会話などのコミュニケーションが余計に取りづらくなり、夫婦関係は一向に修復することはありません。
やはり、お互いが意識をして積極的に会話をしていくことが大切です。
前述の通り、会話の内容はたわいもないことでもいいのです。「小さなことからコツコツと」が大事で、少しでも会話できたら「前に進んだ」とプラスに考えるようにしましょう。
今後の生活の楽しみや、将来設計など未来へ向けた会話をすることもおすすめします。
セックスレスを長期間続ける
浮気や不倫の原因として、セックスレスであることを挙げる男性は非常に多く、30代の男性では約72%という調査結果もあるほどです。
セックスは、お互いの愛を確かめ合う行為でもあるのです。そのため、この調査結果から「セックスレスでは夫婦の愛を感じづらい」ということがわかります。
しかし、浮気をされたあとでは、辛いことを思い出してしまってそういったこともしづらくなるでしょう。そういったときは、ラブホテルを利用したり、キスなどの気持ちを盛り上げることを多くしたりというように、勇気を出して行動することが大切です。
セックスレスの期間が長く続いてしまうと、夫の浮気が再発する可能性が高くなってしまいます。最初は抵抗があると思いますが、夫と協力し合ってセックスレスを解消しましょう。
どうしても許せなくてやり直しができないときは
あなたが夫婦関係を修復する決意を固め、どんなに頑張っても夫が協力してくれないこともあります。
もし夫が何も反省せず、今までと同じように毎日を過ごしていた場合、相手を信頼し続けるのは時間もあなたの努力も無駄です。一番幸せになる必要があるのはあなた自身であることを忘れてはいけません。
夫が浮気を繰り返し、本心もわからなくて、コミュニケーションもまともに取れず、「1人で頑張っても何も変わらないし、こんな思いをするのはもう無理…」と感じたら、勇気を出して別れを決断しても良いのです。
別れを選択するときに、あなたは将来の生活や「その後に自分がみじめになるのではないか」といった心配をするでしょう。
しかし、生活は子供がいてもなんとかなりますし、みじめでもありません。今まで関係修復へ向けていた愛情とエネルギーを仕事や子供へ向けて、今まで以上に子供を大切にしましょう。頑張ってきたことを自分で褒めてあげて、明るい未来を手に入れるイメージを強く持ってください。
別れを決断したのであれば、今後の生活のためと夫に罰を与えるために、慰謝料請求の準備として浮気の証拠を残しておきましょう。その際には、プロの探偵に依頼することをおすすめします。
あなたが努力しても何も変わらない夫は、絶対にまた浮気をしています。
何よりも、あなたが有利になるように、冷静かつ迅速に行動することを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
浮気が発覚してどうすればいいのかわからないという混乱した状態から、夫婦関係の修復方法を説明させていただきました。
夫婦関係を修復する上でもっとも大切なことは、「相手を思いやる」ことです。
「浮気されたのに、なんで思いやらないといけないの!?」と思いますよね。
でも、話し合ってお互いに理解しようとしないと、夫婦関係は修復できないんですよ・・・ほんとイライラしますけどね。
あと、旦那さんに”言い訳とかの逃げ道を失くす”というのも大事です。
これは実は素人だと失敗して、証拠として使えなかったり、いつの間にか処分されてたりということがあるんです。なので、その道のプロである探偵に依頼するのがオススメですね。
相談だけなら無料ですし、断るのもカンタンですよ。
場合によっては、別れを選んだ方が、あなたが幸せになれることもあります。あなたの気持ちに素直になって、じっくりと道を選ぶようにしましょう。